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 <わきが・多汗症について>

我々のカラダには、体温調節や老廃物の代謝etc.の目的から皮膚に汗腺と呼ばれる汗を作る器官が備わっています。

この汗腺には2種類あって、エックリン・アポクリンという名前がついています。
エックリン汗腺は体じゅうの皮膚に存在し、運動したりサウナに入ったりすると全身から”水玉”のように吹き出て来る汗を作っています。
一般的に透明・無臭で、それほど悩みの原因になることはありません。
(手のひら、足の裏の多汗はエックリン汗腺ですが。)
もう一つはアポクリン汗腺と言って、全身の中でワキに一番多く存在します。
アポクリン汗腺は毛包に付随して存在するので、出来た汗は毛穴から出て来ます。
この時に毛穴の中にいる細菌が汗の中の成分を分解すると、ニオイを発生すると言われています

わきがを客観的に判断する為の要素としては
・腋毛が濃い方・耳あかがwetな方・自分以外の人に指摘された事がある方
・ご家族に同じ症状の人がおられる方・白シャツが黄ばむ方.....が挙げられますが、どうしてもご自身でニオイが気になられる方はその程度に関係なく手術治療をお受けになると、”気になり度合い”も改善される場合が多いです。

昔から、わきがの手術は物理的にアポクリン汗腺を取り除く方法でした。
これは今でも変わりません。(他に良い方法がないと言う事です。)
従来の”反転剪除法”は腋毛の生えている範囲の真ん中に切開を加えて皮膚の下をはがし、裏側からハサミで汗腺を削ぎ取る方法ですのでワキの真ん中に1〜2本、10cmほどの傷が出来てしまいます。
加えて、術後の圧迫と安静が必須なので、1週間ほどの入院が必要といわれるのが普通でした。

 


 <クアドラカット法>

当クリニックでの手術は「クアドラカット法」といって皮膚の裏側から吸引しながら汗腺を削り取る特殊なシェーバーを用います。
シェーバーは整形外科で関節軟骨を削るのにも用いられる機械ですから(勿論、皮膚用のアタッチメントを使います。)
大きな切開は必要なく(わきがの場合、大体1cmの傷です。)
ハサミでシャープに切り取るのではなく、シェーバーでひきちぎりながら削るので血管からの出血が少ないのが特徴です。
結果、反転剪除法ほど長期間の圧迫固定や安静が必要でなくなります。
したがって、通院で出来る手術治療になります。
学校や仕事を1週間も休むほどの病気でもないし。。
と、治療をためらっておられる方にはとてもおススメの方法です。

とても良い機械なのですが、汗腺を切り取るところを”直接”見る事が出来ませんから”削り具合”はある程度の勘所が必要になってきます。
反転剪除法を数百例ほど経験した後でないと、なかなか加減が難しい手術です。
形成外科出身の先生の病院・クリニックでの手術をおすすめいたします。

 


 <BOTOX注射>

もちろん、ワキの多汗症に関しても同様の手術法で改善が見込めますが
”夏場だけ””結婚式でドレス着るときだけでも”とか、”どうしても手術はイヤ”と
いう方には
最近では BOTOX(ボトックス)注射をおススメしています。
本来は顔の表情ジワの治療に用いる薬なのですが(神経と筋肉の接続部をブロッ
クして動きを少なくする)
筋肉と同様に、汗腺への神経の接続部もブロックしてくれます。
これを、脇毛の生えている範囲に細かく分けて、皮内にたくさん注射していきます。
たまに内出血すると、点々と赤い針あとが目立つ事がありますが、1〜2週もすれ
ばちゃんと元通りになります。
(結婚式etc.大事なイベントがあれば2週間ほど前に注射しましょう)
効果はやはり3〜6ヶ月ということになりますが、一切キズを作らないというメリットがあります。

永続的な効果はありませんので割高感がありますが、意外に根強い人気があります。

 

 


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